98【ガレ場から見えてくるもの】
(はれ)
お疲れ様です。
インバウンド頼みの日本
危機感から、ようやく開国しました~
それにともない、様々な課題が出てまいります
ガレ場
という言葉があります
私はガレ場が大好きです
ガレ場とググってみると
●ゴツゴツした岩や硬い土で荒れた路面を示す。
水草レイアウトでは山岳レイアウトの山裾で使われるのではないでしょうか
水草レイアウトとガレ場、全く異質なものに感じられます、ネイチャーアクアリウムでは川の中の小石や、倒木、落ち葉も自然=いい感じとされ、良しとされています。
ただ本来ガレ場は陸上のものであり、水中では石も水の流れで侵食され丸くなるため、ガレ場という場所は水中には存在しにくく、崩れた箇所が存在したとしても、時間が経過していない状態
これも見た人がいい感じと評価すれば、”自然芸術”なのですが、水中ネイチャーなのか?という疑問符がつきます
それをいうと、過去溶岩石が水槽に入っていることも違和感はあったと思います
世界レイアウトコンテストでは過去より驚くほど様々なレイアウトが出品されています
浮いた石(吊った石)などは見るものを驚かせました
審査の方が新たな芸術という枠組みへ足を踏み出して行くのだと云われているため、これも良しとされているのでしょう
現に、今回陸上である洞窟をモチーフにしたレイアウトなどもトップランクに入りました
以前より水中感と云われていましたが
これが答えです
賢明だと思います
ま、山岳レイアウトを良しとしている時点でOKなんでしょうが
(水草と流木だけの王道レイアウトは海外の方はクラッシックと呼んでいた)
また、流木に苔がつくことで、時間の経過感が良しとされていますが
「ここの流木に苔はいらないんじゃないか」の審査員のコメントは芸術、絵画の観点であったと考えると
一定の枠内で
審査員=人間が、美しい、かっこ良い、渋い、可愛いと感じれば”良い”のではないかということ
大衆理論は止められない
そして、
水草レイアウトは進化している
ということ
改めて、私はジオラマレイアウトが大好きであります
というか、人が創造した景色を本気で水槽で表現していることが好きなのです
自分の思い浮かべた景色を水槽というキャンバスに物理的に且つ繊細につくる
しかもそこに水を入れ、長期維持する
どんだけ高度な技術と知識と忍耐が必要なことか!
正に新たな芸術分野と云えます
創造という無限の可能性を秘めています
今ジオラマレイアウトを製作しておりますが、正直”水中感”という枠にとらわれてしまい、手が止まることが多々ありました
人それぞれ、好き嫌いはあると思いますが
世界レイアウトコンテスト2018パーティーをみて
胸のつかえがとれ、改めて本気でホビーと向き合うことが出来ます
有難うございます。
やったるで~~!