157【カルシウム添加実験】
(はれ)
お疲れ様です。
先のブログにつづき休み中、連日実験をおこなっておりました
水草に関わらず、植物に必要な元素は主に窒素、リン、カリウム、微粒子元素ですが、カルシウム、マグネシウムも大きな存在です
水草の症状を見て、何の元素が足りていないか見極める必要があり、間違えてあげてしまうと、苔の原因となってしまったりします
かといって、安易に苔除去剤を使用すると発育が悪くなってしまいます
- 白化
- 黄化
- 縮れ
- 葉が溶ける
- 新芽が出にくい
- 根張りが悪い etc
これらの症状は何かしらの元素が足りないと発生します
植物において‘’ph7.5まで‘’であれば、カリウムは消費しやすく、吸収しやすいため、液肥を添加しても、苔は発生しにくいですが、総合液肥を多く入れると、苔が発生しやすくなる為、やはり水草の症状からピンポイントで欠乏している元素を見極めることが重要となります
硬水とは、ミネラル≒カルシウム・マグネシウムが多い水
硬水を好む水草は、主にカルシウムやマグネシウムを多く要求する水草とも言えます
※これらの元素は硬水を好む水草に限らず重要です
でも、硬度が高いと軟水を好む水草が調子を崩してしまいます
なので、底床に埋め込み溶け出しにくい固形肥料が良いと思います
そこで大雑把な実験
カルシウムとマグネシウムのみ入っている肥料がなかったため、市販のカルシウムサプリ
添加物(セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸Ca)はありますが、酸化マグネシウムも入っています
デンプングリコール酸ナトリウムは不溶性のようで、影響少なく感じますが…
ph6.5の水
サプリを粉にして
入れて
混ぜます
ph7.7と上がっています、上がる要因は…カルシウムまたは添加物の何かでしょうか
GH,KHともに高めですね
もっと正確に計りたいところですが…
タッパ(100均靴入れ)を用意し、仕切り板を入れます
これに割ったカルシウム錠剤を1区画1錠入れます
イニシャルスティックの成分は「1-0-25」
殆どカリウムのようですから、カリウム、カルシウム、マグネシウム、微量窒素が供給出来ます
ADAトルマリンとイニシャルスティックを入れます
ソイルを入れて植栽準備OK
ソイルは吸着系ソイルを使用しました
右からスタウロギネレペンス
ポゴステモンヘルフェリー
ベトナムゴマノハクサ
スタウロギネレペンスは切って利用し、茎だけになったポットのまま、半年はタッパに入れっぱなしで、明るい場所で放置していました
ポゴステモンヘルフェリーとベトナムゴマノハクサも2ヶ月タッパで放置していましたが何事ありません
因みに余ったニューラージパールグラスもタッパに保管しております
エキノドルスハディレッドパールとアンブリアもほったらかしで、3ヶ月間換水なしでいけています
これらを植栽
蓋を閉めて、直射日光を避けた明るい場所で観察します
添加物の影響で調子が悪くなるかもわかりませんが、カルシウムやマグネシウムを要求する水草の状態は良くなるのではと思います
逆にカルシウムが水に溶け出すのであれば、硬水が苦手なベトナムゴマノハクサの調子が悪くなるはずです
どんなシナリオになるかな~